2004年12月30日木曜日

雪と銃

今日(29日)は、朝から雪だ。年末年始の休みに入ったのだが、外に出られないので、家のなかで子供と遊ぶ。



私が子供の頃は銀玉鉄砲というのでよく遊んだものだが、今の子供はエアガンだ。なんだかんだで、息子も4~5丁のエアガンを持っている。

なかでもお気に入りが、ゴジラを見に行った帰りにさくら屋で買ってきたグロッグ18Cだ。17発弾が入って(なぜ18発じゃないんだろう?)スイッチを切り替えるとフルオートになる。



買い物袋をまとにエアガンを打ちまくっているうちに雪は雨になり、やんだようだ。


会社の納会

28日は仕事納め。

アスキーでも一応納会が行われた。

しかしながら、今作っているムックの原稿を書かなければならないので、当然ながらそんなものはすっぽかした。

すると同僚が缶ビールを2本と寿司を一皿、会場から持ってきてくれた。ありがたい。

寿司をいただいて、缶ビールは自宅に持ち帰る。

とにかく、酒なんぞ飲んでる場合ではないのだよ。

編集部の忘年会

27日は編集部の忘年会だった。

しかしながら、今作っているムックの筆者との打ち合わせが入ったため、見事にすっぽかすはめに。

酒なんぞ、飲んでる場合ではないのだ。

ゴジラ ファイナルウォーズ

26日の日曜日に息子をつれて新宿にゴジラ映画を見に行った。

妻は怪獣映画にまったく興味がないため、家で留守番。

ゴジラシリーズの最終作ということで、子供の頃からゴジラを見続けてきた私としては興味津々である。新宿東宝コマの入り口でゴジラが地球に乗っかっているおもちゃ(起き上がりこぼし)をもらって会場へ。ガラガラじゃん。

ま、とりあえず観賞。



内容だけど、ストーリー的には子供の頃に見た「怪獣総進撃」のリメイクだよね。違うのか?

派手な戦闘シーンが連続するし、怪獣はゾロゾロ出るし、海底軍艦とか少年科学空想小説なんて言葉を思い出させるような昔懐かしい戦艦が登場するし、怪獣映画としては十分に楽しめた。



でも、ラストシーン、あれはなに? あんなのでゴジラシリーズを終了して、ほんとうにいいのか?

6歳の息子までが疑問を呈するような終わり方は、やっぱりまずいだろう。もうちょっと工夫してもらいたかったなぁ。

それともすぐに新しいゴジラシリーズをはじめるからあれでいいのだろうか?


2004年12月21日火曜日

ハウルの動く城

月曜日は休みをとって、妻と子をつれて新宿に「ハウルの動く城」を見に行った。

原作と話がぜんぜん違うのはともかく、いまひとつだったなぁ。


2004年12月20日月曜日

ボーイスカウト

今日は息子をつれて家族3人で近所のボーイスカウトのクリスマス会の見学に行った。小学校に入ったら、息子をボーイスカウトに参加させようと思っているので、その視察だ。



私は、小学校の5年から高校を卒業するまでボーイスカウトの静岡県裾野第四団に所属していた。赤い羽根募金のようなボランティア活動もやったが、どちらかというと野営(キャンプのことだな)やハイク(ハイキングのことだな)に一生懸命だった。

夏休みや春休みには1週間以上におよぶ長期の野営を行ったし、夜中に重い荷物をかついで10キロ以上もコンパスと地図をたよりに歩き続ける夜間ハイクなどもやった。

普段は首に巻いているネッカチーフを頭に巻き、山賊と称してキャンプファイアーの周りで歌を歌ったり、踊ったり、寸劇をやったり。おき火の前に座って星を眺めながら友人達と話し合ったり。派遣団の一員として、沖縄や北海道へ遠征したこともある。



スカウトの活動は楽しいものばかりだったし、スカウトになったことで多くのことを学んだと思う。息子がスカウトになれば、立場こそ違うもののもう一度スカウトの活動に参加できることになる。まだ先の話だが、今から楽しみだ。


2004年12月19日日曜日

日本語Zopeを導入

Mac OS X用インストーラつきのPlone 2.0.5が出たので、さっそくこのサーバをアップグレード。といっても、このblogはCOREBlogを使っていて、Ploneではないんだけど。

ついでといってはなんだが、Zope Japanが配布しているZMI Localizer(いわゆる日本語Zope)もインストール。

ZMI画面のタブの文字表示が変になる以外は、問題なく使えている模様。COREBlogもZMI Localizerに付属するものに置き換えた。

ZMI画面が英語表示でも困ることはないが、やっぱり日本語の説明が出たほうが読みやすい気がする。


キャッチボール

今日は、幼稚園の年長になる息子と多摩川の河川敷でキャッチボールをやった。

まだチビすけだが、結構上手にボールをとるようになってきた。ま、下手投げでゆっくり投げてやるので取れても不思議はないが、自分が幼稚園にいっていたときにはキャッチボールなんぞできなかったように思う。

3歳の頃から川原に連れ出しては石投げをやらせていたせいか、結構いいボールを返すので、ちょっと驚く。親馬鹿ながらわりと運動神経がいいのかな、とか思ってしまう。

ちなみに私は運動はからきしだめなので、運動神経がよいとしたら妻似だな。


2004年12月18日土曜日

歯列矯正ダイエット

この年になってから歯列矯正などをやるはめになるとは思ってもみなかったのだが、歯のかみ合わせの不具合から致し方なくはじめている。

手元に診察券がないので、あいまいな記憶のまま記すが、まず8月に左右の歯を上下1本ずつ、計4本抜いた。

9月になってから、下の歯に矯正器具を入れ、10月に上の歯にも器具を入れた。

それ以後、一月に一度ずつ歯医者に出かけて矯正器具の調整を行ってもらっている。

この調整というやつが、ようは歯を動かすために締め上げるというものだ。一度締め上げられると以後2週間は、おかゆや豆腐などの柔らかい食い物しか食べられなくなる。これはかなりつらい。

2週間以後も、硬いものはいっさい食えない。りんごをかじるなどというのは夢のまた夢だ。

おかげで矯正治療をはじめてから、もう4キロも痩せている。中年太りで悩んでいたのがうそのようだ。まさか、歯列矯正で中年太りが解決するとは思わなかった。



こんなに効果的に痩せられるのなら、いっそのこと歯列矯正とダイエットをペアにして売り込んだらどうだろう。



“美しい歯と美しいボディを同時にゲット!”



とかいって。若い女性が殺到しそうな気がするが、どんなもんでしょ。

2004年12月3日金曜日

Open Source Way 2004(2日目)

2日目のメモ。




  • オープンソースにおける定義とライセンスの重要性(八田真行、GNUプロジェクト、Debianプロジェクト、東京大学)
    「GPL 3には特許関係の条項が入る」いる出るんだろう?
    「GPLは競合他社のただ乗り(フリーライド)を防ぐことができるので、ビジネスでも使える」一理あるとは思うが、多くの企業はソースコードを秘匿することで利益を守ろうとしているから、そもそもGPLは使わないだろう。

  • ・オープンソースソフトウェアと商用ソフトウェア(平野高志、マイクロソフト株式会社)

     マイクロソフトがオープンソースについて語るというので、注目していたセッション。でもつまらなかった。

     「マイクロソフトは自社の製品が他者の知的財産権を侵害していないかどうか調査し、かつユーザに知的財産権の紛争に対する補償を提供している。オープンソースではこのようなことが行われていない」調査をどこまでやっているかは疑問。結局訴えられるまでわからないと思う。補償についてはオープンソースプロジェクトでは不可能だな。

     「マイクロソフトは特許を自社の権利として保持していたいため、GPLは認められない」

     「オープンソースとは連携していきたいが、GPLには問題あり」

     会場からの質問「古川さんとスティーブ・バルマーなどとはオープンソースに対する発言内容に食い違いがあるようだが、マイクロソフトとして統一した見解を持っているのか?」

     回答「古川とバルマーの違いは、キャラクターの違いだと思う」本当か?



    ・オープンソースプロジェクトマネージメント(野首高嗣、凸版印刷株式会社)

     「なまずプロジェクトは実質二人で動かしている」停滞しているということかな。



    ・ソフトウェア特許 ――何でも特許、どこでも特許の時代――(今野 浩、中央大学)

     とてもおもしろい発表だった。でも、発表者が「ここだけの話にしておいてください」というので、メモはなし。

     ソフトウェア特許の問題はもっとまじめに考えないといけないようだ。



    ・ソフトウェア等の提供者の法的責任 ――ファイルローグ事件とWinny事件を題材に――(小倉秀夫、弁護士)

     「……利用者の戸籍上の名称や住民票等、本人確認のための情報の入力は要求されない場合には、著作権侵害行為を防止するために十分な措置であるということは到底できないとされた」これは無茶だよ。オンラインでユーザ登録している人間が本人かどうかなんて、どうやって確認するんだ?



    ・Creative Commons ライセンスの解説と現在の動向(福島直央、一橋大学大学院)

     私はCreative Commonsの支持者なので、ぜひがんばってほしい。

     「AppleのGarage Bandで作られた楽曲の多くがCCで配布されている」なるほどなぁ。わかる気がする。

     「お金がないため、Creative Commons Japanの活動は停滞中」企業が寄付すべきだ。私には金はない。


Open Source Way 2004

取材というわけではないがInternet WeekのOpen Source Way 2004に仕事でいってきたので、気になった点をメモしておく。



  • オープンソースにおけるアジア及び官民協調(八田真行、GNUプロジェクト、Debianプロジェクト、東京大学)
    「オープンソースというのは厳密に定義された言葉であって、単純にソースが公開されているソフトウェアのことではない」というけど、言葉は独り歩きするものなので誤解は永遠に消えないだろう。この点はフリーソフトウェアという言葉も同じこと。
    「官が日中韓でLinuxのカーネルへの貢献を10%にしようなどということに意味があるとは思えない」そりゃそうだ。
    「コンテンツをパッケージにして販売するライセンスビジネスはたちゆかない。出版、音楽、ソフトウェアなど」出版社に勤める身として、日々実感している。
    「企業が必要なくなったソフトをオープンソースとして公開する。捨て子ウェア(abandonware)」 捨て子でも、ないよりずっとまし。




  • OSSがIT産業に与えるインパクトと経済産業省の取組(久米 孝、経済産業省)
    「Windowsサーバの市場シェアが日本は以上に高い。世界平均は69%、日本は76.98%」ちょっとびっくり。なぜだろう?
    「国内サーバ市場は、Windowsが横ばい、Linuxが伸張、Unixが漸減」まぁ、そんな感じだろう。
    「日中韓でLinuxカーネルへの貢献を5%に伸ばしたい」八田さんの意見とまっさかさまで笑える。やはりハッカーの気持ちを理解しろというのが無理か。
    「平成17年度の経済産業省のオープンソース関係予算の要求額は18億円」びっくり! その金、どこでどう使うの?




  • 日本OSS推進フォーラムの取組みと日中韓連携について(山田伸一、日本OSS推進フォーラム)
    あまりおもしろくなかった。日中韓とかアジアとかじゃなくて、世界でしょう、やっぱり。




  • 情報システムユーザとしてのOSSへの期待と展望(高村 信、総務省)
    「総務省では、Apacheが若干使われている以外はすべてWindows、MS Office、Oracleなどの商用製品が使われている」まぁ、そうだろうなぁ。
    「強いユーザニーズが発生しない限り、オープンソースが採用される可能性は低い」強いニーズなんて発生するのか?




  • ベンチャーキャピタリストの目から見たOpen Source(Allen Miner、株式会社サンブリッジ)
    「アメリカでは年間2兆円がベンチャー企業に投資されている。ベンチャーキャピタルは3年から5年の間に投資金額を5倍から6倍にすることを期待している。しかし、これから5年後に2兆円を5倍から6倍にするのは無理だと言われている」そりゃそうだろう。
    「ギーク主導のオープンソースプロジェクトに投資するのは難しい。技術よりもビジネスが重要。アイデアよりも人が大事」なるほど。




  • 日本におけるオープンソースの幻想とVA Linux(佐渡秀治、VA Linux Systems Japan株式会社)
    「日本はOSSガラパゴス諸島。使う人はたくさんいるが作る人がいない。開発者の平均年齢が世界よりも10歳は高い」
    「日本人のコミュニケーション能力は低い」
    「ユーザ会活動は他国に例を見ないほど活発だが、本家との関係が希薄で、中には開発/普及を妨げるようなものもある」
    結局、日本にはクレクレ君ばかりでプロジェクトに貢献しようとする人が少なすぎるということだ。