2007年10月14日日曜日

Moleskin

ブックフェアの会場では、出版物以外にも文房具とか電子ブックとかいろいろなものが展示されている。
高級感のある優れたメモ帳として日本でも人気の高いMoleskinもブースを出していた。
そのブースにいろいろな人が使ったMoleskinが展示されていたんだが、なんとその中に日本人のものが4点もあった。これにはびっくり!
以下、展示されていたMoleskinの所有者の名前。

  • Kanako Kato
  • Kaori Watabiki
  • Hiroki Otsuka
  • Kenji Shihashi

いったいこの人たちはどういう経緯で自分が使ったMoleskinをフランフルトブックフェアで展示するようになったんだろうか?
たぶん世界中から集めただろう使い終わったMoleskinの中に日本人のものが4つも入っているというのはすごい話だ。もしかして、日本人は手帳の使い方がうまいのかな?



フランクフルトブックフェア4日目

今日はブックフェア最終日。ブックフェアそのものは明日までやっているけど、海外版元とのミーティングは今日で終了。ただいま現地時間10月13日午後6時40分。
今日から二日間は出版関係者だけでなく一般の客も会場に入るため、信じられないような込み方をしている。日本のアニメのコスプレをしているドイツ人のガキとかいるし、いい迷惑。
とにかく人ごみをかき分けながら、まだ見ていなかったホールをすべて見る。ミーティングもすべてこなし、お仕事終了。お疲れ様!
しかし、最後のミーティングに出てきた版権担当者はカタログもリストも何も持ってきていなかった。おまえ何しにきたんだよ? いいかげんにしろよ! でもおまえがいいかげんな奴だってことは、ずっと前から知ってるよ。なぁ、ニール、変わってないなぁおまえ。ほんとあきれたけどさ、昔のまんまのいいかげんなおまえに会えてうれしかったよ。次はちゃんとやってくれ、な。
今夜も夕食は中央駅構内のアジア料理店のテイクアウト。フランクフルト最後の夜だけど、おとなしくホテルの部屋で弁当食って寝る。
明日は帰国だ。日本に帰ったら、安くてうまい寿司を食うぞチクショー。



滞在中のホテル

今回の出張で宿泊しているホテルについてちょっと書いておこう。

Best Western Hotel Plaza
Esslinger Strasse 8
60329 Frankfurt/Main

日本語の情報サイト

まぁ、日本のビジネスホテルだな。部屋の広さもちょうどビジネスホテルのシングルくらい。バスタブがなくシャワーのみ。お湯にゆっくりつかって疲れを取ることができないのが、ちょっとつらい。
朝食はビュッフェがあるが、常設のレストランはない。受付横に飲み物を出すバーみたいなのがあるだけ。
ただし地の利はいい。ホテルのすぐ近くにトラムという路面電車の駅があり、ここから見本市会場まで乗り換えなしで行ける(16番)。時間は15分くらいか。
また、中央駅まで歩いて行ける距離なので、生活必需品の買い物には便利。構内のお店で食事もできる。
ホテルのすぐそばがマイン川なので、やろうと思えば川沿いの散歩もできる。明日帰国する前にちょっと歩いてみようと思っている。
インターネット接続は、一応各部屋にイーサネットケーブルが1本と無線LANがきている。ただし、使用は有料。
1時間=4ユーロ、3時間=8ユーロ、24時間=12ユーロ
ホテルのカウンタでバウチャーを購入すると、ユーザーネームとパスワードが記入されたレシートを渡される。無線LANに接続したらブラウザを立ち上げ、表示されるログイン画面からこのユーザーネームとパスワードを入力してインターネットアクセスを開始する。
このとき、ブラウザのポップアップをブロックしているとアクセス時間の残量を表示するウィンドウが開かないので注意が必要。仕事が終了したら、ウィンドウに表示されているログオフボタンを押せばよい。
最初、ログインしている間だけタイマーが時間をカウントするのだろうと思っていたら、違っていた。最初にログインしたときから時間をカウントして、購入した時間が過ぎたらアクセスできなくなってしまう。その間、ログインしていたかどうかは関係なし。
いったい何のためにいちいちログイン・ログオフさせているんだろうか?
スピードはまぁまぁ出ているので問題ないが、いちいちバウチャーを購入するのはめんどうだし、使用料が高いと思う。改善してほしいものだ。

ちなみにアスキーのVPNには接続できなかった。アスキーのVPNはやたらとつながらないことが多いので気にならないけど、ホテルのパンフレットにはVPNがつながると書いてある。

まぁ、可もなく不可もなくといったところか。ちなみにホテルのスタッフは女性ばかりで、たいへん愛想が良い。これはいい点だな。



2007年10月13日土曜日

フランフルとブックフェア3日目

3日目終了。ただいま現地時間の10月12日午後6時半。
もう、へろへろ。
仕事は順調だけど、ほんとうに疲れた。
今日は朝の9時からミーティング。早めに会場に着いたのにゲートの係員が9時からしか入れないとか抜かしやがる。9時からミーティングなんだからそれじゃ困るといくら言っても聞かない。石頭のドイツ人野郎! 結局ミーティングには遅刻した。
次のミーティングまで時間があるので、今まで回れなかったホールを端から見て回る。
ヨーロッパ、ロシアを含めた東欧、中東、アジア、南北アメリカと、まさに世界中の出版社が集まっているのがわかる。アフリカは見なかったけど、参加していないのか、見つけそこなったのか、よくわからない。
さまざまな人種がそれぞれの言葉で話し合っていて、実に興味深い。知っている言語もあれば、まったく知らない言語も聞こえてくる。展示されている本のタイトルを見ても、ちんぷんかんぷんで、まったくわからない。それでも見て回る。たまに、ああこの本はこんな言語にも翻訳されているんだ、ということがわかったりする。
日本からも大手の出版社はブースを出している。紀伊国屋や丸善も出展している。
昔は、いつかアスキーもブースを出したいね、と夢を語ったものだが、今となっては単なるたわごとになってしまった。情けない。
会場を回っていてちょっと気づいたんだけど、ヨーロッパ、中東、南米系の出版社は自分達のブースにワインを置いているところが多い。ブースの中に巨大なワインセラーを置いて、ワインをずらりと並べているところもある。こういうところでは、皆ワイングラスを傾けてワインを味わいながら版権交渉をしている。出版社によっては、カフェかと思うほど立派なキッチンを備えているところもある。
いいなぁ~、うらやましいなぁ~!
アメリカの出版社って、こういうこと絶対やらないんだよなぁ。実用一点張りで、びしびしビジネスやるのもいいけどさぁ、もうちょっと余裕ってもんがほしいよなぁ。楽しみながら仕事をするっていうのもだいじだろう。色気がないよ、色気が。
うらやましいビジネスミーティングをたっぷり眺めたあと、アメリカの某出版社とのミーティングにのぞんだら、思ったとおりに水一杯でてきやしない。
ま、別にいいんだけどさ。ワイン目当てに仕事しているわけじゃないし。
この後、飛び込みで一件ミーティングをこなして、もう一つホールを回ってからホテルに戻った。足が棒みたいだ。
今日の夕食は、昨日と同じ中央駅構内のアジア料理店の肉と野菜の炒め物とライス。
米うまい! 日本の米とはちょっと違うけど、それでもうまい。固いパンとソーセージにはもううんざり。早く日本に帰りたい。今日はもう寝る。



2007年10月12日金曜日

野蛮人イングリッシュ

昔のアスキーには海外版権部というのがあって、ここのメンバーは皆英語がペラペラだった。TOEICで900点とかね。

おかげで以前の海外出張では、ふんぞり返って日本語をしゃべっていればそれで済んでいた。

でも、今は海外版権部などないし、自分一人しかいないので、すべて自分でやらなければならない。おかげで毎日ドイツ人相手に怪しげな英語をしゃべりまくることになる。

相手が英語を話してくれればまだいいのだが、ドイツ語しか話してくれないと悲惨だ。ドイツ語はまったく話せないので、しかたなく英語をしゃべり続ける。それでもなんとかなるから不思議なものだ。今日の昼もケバブを売っている屋台で、ドイツ語しか話さないアラブ人と片言の英語と身振り手振りでどうにか昼飯をゲットしたし。

しかしまぁ、われながらひどい英語で、まるで自分が未開の野蛮人にでもなったかのような気分になる。日本語にすると、こんな感じかなぁ。

私「オレ、飯食う。それどこ?」

ホテルマン「お客様、朝食ビュッフェは一階奥のレストランでございます。」

とにかく話さないことには飯も食えないし、どこにも行けない。いい訓練だと思って話し続けるしかない。野蛮人バンザイだ。



フランクフルトブックフェア2日目

2日目終了。現在10月11日午後6時。
時差ぼけでよく眠れないが、7時に起きて朝食を取り、すぐにメッセ見本市会場へ。
昨日よりも人がずいぶん増えている。トイレ大渋滞! 今日も歩く歩く歩く!
お仕事は今日も順調。
ある版権担当者から、「久しぶりだなぁ、この間会ったのはいつだっけ?」と問われて、「たぶん5年前だよ、君が東京に来たときだよね。私がフランクフルトに来るのは7年ぶりだから」と答えたら、何度もうなづいて「来てくれてほんとうにうれしいよ」と言ってくれた。
こういう人のつながりはとても重要。シビアな交渉をしているとき、最後に効いてくるからね。
今回のフランクフルトブックフェアでは、ほとんど日本人を見かけない。たまに知り合いに会うと、海外の版元の人間ばかりだ。変だなぁと思っていたら、日本のコンピュータ系の出版社はほとんど来ていないんだそうだ。ソフトバンクは1人来ているらしいけど、ソフトバンクは一般書にシフトするので、コンピュータ系の版元とはミーティングをしないとか。へぇ~、そうなんだ。それってアスキーにとってはチャンスだってことだよね。
仕事を終えてから、Uバーン、Sバーンを乗り継いでハウプトヴァッヘへ行ってきた。Uバーンは地下鉄、Sバーンは近郊列車というけど、どちらも地下を走っているので見分けがつかん。とにかくガレリア・カウフホーフというデパートをのぞいた後、レーマー広場から大聖堂まで土産物屋をひやかしならが散歩する。この辺は7年前から少しも変わっていない。古いヨーロッパを感じさせてくれる町だ。
中央駅に戻って、構内のアジア系(タイか?)料理店で焼きそばをテイクアウトしてホテルに帰ってきた。明日は朝9時からミーティングだ。今夜は早く寝よう。



2007年10月11日木曜日

フランクフルトブックフェア1日目

現在フランクフルトブックフェアの1日目が終了したところ。現地時間の10月10日午後7時だ。
フランクフルトブックフェアはその名のとおり、ドイツのフランクフルトで毎年秋に催される世界最大のブックフェア。世界中の出版社がフランクフルトのメッセ見本市会場に集まって、書籍の展示と版権の売買などに関する商談を行う。
アスキーがこのブックフェアに人を送るのは7年ぶりだ。昔は毎年参加していたし、最盛期には10人を越える人間を送り込んでいた。今年参加するのは、私一人だけだ。なんとも隔世の感がある。
フランクフルトは7年ぶりだが、海外出張は6年ぶり。最後に行ったのはニューヨークだ。ずいぶん時間がたっているし、今回は一人っきりなので結構たいへん。
まず出国手続きが変わっているのに驚いた。以前は出国審査の際に出入国票とかいうカードを記入して、これの半券をパスポートにステイプラーで止めていたのに、これ、なくなったのね。出国審査カウンターの前で日本人用の出入国票が見つからず、焦って探しまくってしまった。「廃止された」という注意書きに気づいて、ようやくわかったけど、まいったな。
あと、以前は空港使用料を支払う自動販売機みたいなやつがあって、これから出てきた券を人に見せるんだったか、機械にくぐらせるんだったか、とにかくそんなようなことをしたと思った。今回この空港使用料を支払う機械が見つからず、誰からも何も言われないのでそのまま来ちゃったけどいいのかな? たしか旅行会社の請求書に空港使用料が含まれていたような気がするので、いいことにしよう。
出発ゲートについてやれやれと思ったところで、フランクフルトで使用するためにレンタルしていた携帯電話をピックアップするのを忘れたことに気がついた。あわててレンタル会社のサポートに電話したところ、空港職員が代わりにピックアップしてくれるはずだから頼んでみろと言うではないか。さっそくJALのお姉さんにお願いしてみたところ、いやな顔一つせず、すぐにピックアップするよう手配してくれた。携帯電話を受け取って、ほっと一安心。JALの皆さん、ありがとう!
さて、飛行機に乗って12時間の地獄旅。けつが痛い!、腰が痛い! 眠れない。
でも、最近の飛行機って、エコノミーでもそれぞれの席にモニターがあって、自由に映画とかを見られるのね。以下、見た映画他。

  • ハリー・ポッター不死鳥の騎士団(劇場でも見たけど、もう一回)
  • ダイハード4(まぁ、ハリウッドのアクション映画だ。主人公と行動を共にするハッカーがちょっと気になったかな。Nokiaの携帯使っていたりとか)
  • オーシャンズ13(だますといっても全部機械に細工するものばかりだし、女を落とすのも媚薬だし、つまらん。だいたい人工知能を備えた難攻不落のセキュリティシステムってののどこがすごいのか全然描かれていないし、しょうもない破られ方するし、なんなんだろう)
  • バンボレオのライブ(キューバのオルケスタね。サルサのビートが激しい奴をティンバと呼ぶんだそうな。知らなかった。もしかしたらはまるかも)

結局一睡もせずにフランクフルト到着。なんだかんだでホテルに着いたのは午後8時過ぎだ。部屋に荷物を置いて、さて夕飯でも食うかと思ったところ、驚け、ホテルにレストランがない。もちろんルームサービスなんかない。外は真っ暗だし、疲れてふらふらだし、土地勘もないし、出かけるのは無謀だろう。
というわけで、記念すべき7年ぶりのフランクフルト初日のディナーは食い残しをバッグに詰めてきた機内食のパンとアップルパイと水だ。皆俺のために泣け!
ふて寝から目覚めて、さっそくブックフェア会場へ。ホテルの近くからトラムと呼ばれる路面電車が出ているので、これに乗って行くのだが、切符の自動販売機の使い方を思い出せず、しばらく悩んだ。液晶に表示されているテンキーを何回指で押してもまったく反応しない。このタッチパネル壊れているのかなぁと思って他の自動販売機に移ってやってみても同じく反応しない。悩みまくってようやく気づいた。これ、タッチパネルなんかじゃないよ、ただの液晶だよ。実際の操作は液晶のずっと下にある機械式のボタンを押してやるんだよ。チクショー、ローテクは難しいぜ!
会場について、これからがお仕事本番。ブックフェアの開催されるメッセ見本市会場はやたらに広い。10個あるホールのうち、7つを使っているんだけど、私が目指すのは8ホール。入り口から入って、ひたすら歩き続ける。動く歩道をいくつも越え、エスカレータを上がり、下がり、20分間歩き続けてようやく8ホールに到着。
ホール内を一通り見て回ってみたら、1時間半かかった。ここまでで2時間近く歩き続けていることになる。もうぐったり。おまえら本作りすぎ。
本番の仕事の内容は書けないけど、順調だった。やはり、こういう場には来ないといけないなぁと実感した。
さて、ブックフェアはまだ始まったばかり。明日からもがんばろう。



2007年10月6日土曜日

書店の現状メモ

週刊東洋経済『町の本屋に未来はあるのか 全国で激化する書店「大型化」戦争』からのメモ

  • 全国の書店数約1万7千店(5年前から5%減少)
  • 1日あたりの購買客数:245人(売り場100坪以下)、857人(301坪以上)、購買単価に差はない
  • 大型店の新規出店の場合、初期在庫分の決済を取次が数ヶ月から数年(5年とか)繰り延べる
  • ジュンク堂は専門書に重点をおくため、書店員の専門化を進めている(入社以来専門が変わらない)
  • 書店業界の経常利益率は1%にも満たない
  • Amazon Japanのグループ内でのシェアは10%以上
  • Amazon Japanのユーザ数は600万人以上
  • Amazon Japanの売上は推測で1200億円以上(日本一の書店チェーンである紀伊国屋を上回る)
  • 一般書店の返本率は40%、Amazon Japanは一桁


2007年10月4日木曜日

負のスパイラル

先日も取り上げたジェリー・パーネルのコラムにこんな記述がある。

出版社がある著者の本を5万部出荷し、実売率が60%だとする。これはかなり良い。しかし、3万部しか売れないなら、そんなにたくさん出荷する必要があるのかと出版社は考えるだろう。出版社は同じ著者の次の本は4万部出荷する。これも60%の実売率だ。その次はたった3万部しか出荷されない。その次は、例えばその著者の本があまり売れなかったとすると、新しい著者を試してみよう、となる。

これは、出版社に勤めていればよくある話で、特に珍しい話じゃない。日本でもアメリカでも出版社がやっていることは何もかわらない。

でもこれは負のスパイラルだ。

実売部数が少ない → 適切だと思われる数まで刷り部数を下げる → さらに実売部数が下がる → しかたなくもっと刷り部数を下げる → 利益が出ないほど実売部数が下がる → 出版中止

経験則で言うと、刷り部数を下げると必ず実売部数が下がる。刷り部数を下げて、実売部数を維持できたことはまず無い。

雑誌がこのスパイラルに入り込むと悲惨だ。坂道を転がり落ちるように実売部数が下がっていって、あっという間に休刊になる。

刷り部数を下げれば実売部数が下がる。このことは出版社の人間なら誰でも知っている。わかっている。でも、やめられない。

刷り部数を維持したからといって、実売部数を維持できる保証はない。保証が無いことは皆怖い。怖いからやらない。やれない。

刷り部数を維持して、実売部数を伸ばすために努力すべきなんだろうが、これがなかなかできない。

このままではまずいという気持ちは強いが、スパイラルを抜け出す方法は見つからない。



2007年10月2日火曜日

アメリカペーパーバック事情

日経パソコンPCオンラインの続・混沌の館にこんなコラムがあった。

紙の本は10年後になくなる

話の大筋は、紙の本が売れなくなって将来は電子ブックへ移行するだろうということだ。

まぁ、よく言われる話だし、珍しい話でもないので、どうでもよい。

おもしろかったのは、アメリカの出版事情が紹介されているところ。

アメリカのペーパーバッックの実売率は今50%前後に落ちているそうだ。日本でもここ10年くらいの間に実売率が落ちていて、中には返本率が50%を超える、つまり実売率が50%を割り込んでいる出版社もあるそうだから、似たような状況だ。

また、アメリカでは売れ残ったペーパーバックは表紙を切り取って、この切り取った表紙だけを出版社に返し、残りの部分は断裁するそうだ。これは知らなかった。

で、この表紙を切り取った残りの部分を古本屋に横流しする書店があるので、アメリカの古本屋には表紙の切り取られたペーパーバックが売られていることがあるとか。

今度アメリカに行く機会があったら、ぜひ古本屋によって表紙のない本を探してみよう。