2007年10月11日木曜日

フランクフルトブックフェア1日目

現在フランクフルトブックフェアの1日目が終了したところ。現地時間の10月10日午後7時だ。
フランクフルトブックフェアはその名のとおり、ドイツのフランクフルトで毎年秋に催される世界最大のブックフェア。世界中の出版社がフランクフルトのメッセ見本市会場に集まって、書籍の展示と版権の売買などに関する商談を行う。
アスキーがこのブックフェアに人を送るのは7年ぶりだ。昔は毎年参加していたし、最盛期には10人を越える人間を送り込んでいた。今年参加するのは、私一人だけだ。なんとも隔世の感がある。
フランクフルトは7年ぶりだが、海外出張は6年ぶり。最後に行ったのはニューヨークだ。ずいぶん時間がたっているし、今回は一人っきりなので結構たいへん。
まず出国手続きが変わっているのに驚いた。以前は出国審査の際に出入国票とかいうカードを記入して、これの半券をパスポートにステイプラーで止めていたのに、これ、なくなったのね。出国審査カウンターの前で日本人用の出入国票が見つからず、焦って探しまくってしまった。「廃止された」という注意書きに気づいて、ようやくわかったけど、まいったな。
あと、以前は空港使用料を支払う自動販売機みたいなやつがあって、これから出てきた券を人に見せるんだったか、機械にくぐらせるんだったか、とにかくそんなようなことをしたと思った。今回この空港使用料を支払う機械が見つからず、誰からも何も言われないのでそのまま来ちゃったけどいいのかな? たしか旅行会社の請求書に空港使用料が含まれていたような気がするので、いいことにしよう。
出発ゲートについてやれやれと思ったところで、フランクフルトで使用するためにレンタルしていた携帯電話をピックアップするのを忘れたことに気がついた。あわててレンタル会社のサポートに電話したところ、空港職員が代わりにピックアップしてくれるはずだから頼んでみろと言うではないか。さっそくJALのお姉さんにお願いしてみたところ、いやな顔一つせず、すぐにピックアップするよう手配してくれた。携帯電話を受け取って、ほっと一安心。JALの皆さん、ありがとう!
さて、飛行機に乗って12時間の地獄旅。けつが痛い!、腰が痛い! 眠れない。
でも、最近の飛行機って、エコノミーでもそれぞれの席にモニターがあって、自由に映画とかを見られるのね。以下、見た映画他。

  • ハリー・ポッター不死鳥の騎士団(劇場でも見たけど、もう一回)
  • ダイハード4(まぁ、ハリウッドのアクション映画だ。主人公と行動を共にするハッカーがちょっと気になったかな。Nokiaの携帯使っていたりとか)
  • オーシャンズ13(だますといっても全部機械に細工するものばかりだし、女を落とすのも媚薬だし、つまらん。だいたい人工知能を備えた難攻不落のセキュリティシステムってののどこがすごいのか全然描かれていないし、しょうもない破られ方するし、なんなんだろう)
  • バンボレオのライブ(キューバのオルケスタね。サルサのビートが激しい奴をティンバと呼ぶんだそうな。知らなかった。もしかしたらはまるかも)

結局一睡もせずにフランクフルト到着。なんだかんだでホテルに着いたのは午後8時過ぎだ。部屋に荷物を置いて、さて夕飯でも食うかと思ったところ、驚け、ホテルにレストランがない。もちろんルームサービスなんかない。外は真っ暗だし、疲れてふらふらだし、土地勘もないし、出かけるのは無謀だろう。
というわけで、記念すべき7年ぶりのフランクフルト初日のディナーは食い残しをバッグに詰めてきた機内食のパンとアップルパイと水だ。皆俺のために泣け!
ふて寝から目覚めて、さっそくブックフェア会場へ。ホテルの近くからトラムと呼ばれる路面電車が出ているので、これに乗って行くのだが、切符の自動販売機の使い方を思い出せず、しばらく悩んだ。液晶に表示されているテンキーを何回指で押してもまったく反応しない。このタッチパネル壊れているのかなぁと思って他の自動販売機に移ってやってみても同じく反応しない。悩みまくってようやく気づいた。これ、タッチパネルなんかじゃないよ、ただの液晶だよ。実際の操作は液晶のずっと下にある機械式のボタンを押してやるんだよ。チクショー、ローテクは難しいぜ!
会場について、これからがお仕事本番。ブックフェアの開催されるメッセ見本市会場はやたらに広い。10個あるホールのうち、7つを使っているんだけど、私が目指すのは8ホール。入り口から入って、ひたすら歩き続ける。動く歩道をいくつも越え、エスカレータを上がり、下がり、20分間歩き続けてようやく8ホールに到着。
ホール内を一通り見て回ってみたら、1時間半かかった。ここまでで2時間近く歩き続けていることになる。もうぐったり。おまえら本作りすぎ。
本番の仕事の内容は書けないけど、順調だった。やはり、こういう場には来ないといけないなぁと実感した。
さて、ブックフェアはまだ始まったばかり。明日からもがんばろう。



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