2009年10月19日月曜日

フランクフルトブックフェア2009 3、4日目

フランクフルト3日目は、一日中メッセ会場でビジネスミーティング。疲れた。

3日目最後のミーティングが版権ビジネス界の問題児ニールだったので、どうなることかと思っていたのだが、なんとまともなミーティングができてびっくり。

2年連続して何の資料も持ってこなかったので今回も期待していなかったのだが、しっかりした資料をもってきてくれた。なんだよ、やればできるんじゃん。

この日はホテルに戻ってサンドイッチを食べてすぐに寝た。

さて、4日目。フランクフルトブックフェアは、水曜日から日曜日までの5日間にわたって行われるが、水曜日から金曜日までは出版関係者のみ、土日は一般客にも公開される。

朝から一般客が大勢やってきてごったがえすが、なかでも目立っているのがコスプレイヤー達。会場内の広い中庭みたいなところに大集結する。写真を撮ったのは午前中なので、まだまだ数が少ない。私が見てもなんのコスプレだかさっぱりわからないが、皆楽しそうにやっている。昨年、コスプレイヤーの女の子が胸に日本語で「ブッ殺す!!」と書いた黒いTシャツを着ているのを見つけてびびったのを思い出した。誰だあんなTシャツを売りつけた奴は!



今日でビジネスミーティングはすべて終了! ほっとしてホテルに帰り、マイン川の対岸で開かれている蚤の市を冷やかしに行った。蚤の市というから骨董品が出ているのかと思ったら、出ているのはほとんどガラクタばっかり。日本のフリーマーケットに近いのかな。



でも、水道の蛇口ばかりを大量に売っているとか、ブラジャーばっかり山盛りにして売っているとか(カップでかい!)、変な店も多い。不思議に思ったのが古い鍵を大量に売っている店。ドイツ人が大勢集まって、熱心に鍵を選んでいる。なぜ? 家に古いたんすとかがあって、それに合う鍵を探しているとか? 謎だ。



レーマー広場と大聖堂まで散歩がてら歩いて、ホテルに戻った。



フランクフルト最後の夜なので、一度くらいはまともなレストランで飯が食いたいと思い、ホテル近くのレストランに出かけた。店の雰囲気もいいし、なんと日本語のメニューがある! アルトビアがあるのを見つけてさっそく注文。料理は名物のアイスバインを頼んだ。しかし、これは大失敗。量が多いだろうけど、まぁなんとかなるだろうと高をくくっていたのだけど、とんでもなかった。



でてきた料理を見てびっくり! これ、豚の腿まるまる1個じゃん! 昔マンガのギャートルズに出ていたマンモスの肉みたいにぶっとい骨が突き出している!

死にそうになりながら食い続けたけど、見事に討ち死に。食えません。ごめんなさい。ドイツ料理をなめていました。

半分食ったところでギブアップしてホテルに戻った。もう、豚にうなされそう。とりあえずドイツを堪能したってことでしょうか。






2009年10月17日土曜日

フランクフルトブックフェア2009 2日目

さて、二日目のミーティングも無事に終え、会場内のブースを一つひとつじっくりと眺めて歩いていたところ、昨日PACKT Publishingから聞いたLightning SourceがINGRAMのブースに入っているのを発見!

アポはないものの、とにかく話を聞きたいと思い、突撃敢行。残念ながら今回のブックフェアではすでに予定がいっぱいで新規のアポは入れられないということだったが、名刺交換をして資料をもらってきた。日本に帰ったらじっくり研究してみよう。

会場を歩きまわってヘロヘロになったところで、今日のお仕事を終わりにして中央駅(ハウプトバンホーフ)まで歩く。中央駅内にあるバーでヴァイツェンビア。なんせこれしか楽しみがないから。;-(

中央駅内のコンビニで水とツナサンドイッチを買ってホテルへ帰る。しかし、よほど疲れていたのかベッドに横になったらそのまま寝てしまった。目が覚めたら真夜中。しかたないので、そのまま朝まで寝た。

メッセ会場の写真をいくつかあげておく。これらの写真はすべてホール8のもの。コンピュータ関係の出版社はほぼすべてホール8にある。このホールのブースを見て回るだけで半日以上かかる。

Pearson Education



小さなブースが山ほどある



McGraw-Hill



Wiley






2009年10月15日木曜日

フランクフルトブックフェア2009 1日目

さてさて、今年も一人でやってきましたフランクフルトブックフェア。一応アスキー・メディアワークスからはもう一人来ているのだけど、私とは仕事が違うのであまり関係なし。

JL407便で12時間かかって現地時間の午後6時にフランクフルト到着。機内でエヴァンゲリオン劇場版の序とターミネイター4と悪魔と天使を見た。座り続けでけつが痛い。

空港からタクシーで宿泊先のHotel Plazaへ向かうが、乗ったタクシーの運転手がなにやらドイツ語で文句を言っている。どうもホテルの場所が近すぎて金にならないとか言っているようなのだがよくわからん。タクシーの運転手に文句をつけられるなんて、フランクフルトでは初めてだ。気分悪い!

今年は一昨年泊まったのと同じホテルに宿泊。昨年泊まったホテルも悪くはなかったのだけど、ちょっとサービスを省きすぎ。セキュリティボックスも冷蔵庫もないってのはさすがに困るので、値段は少し高くてもHotel Plazaに戻すことにした。カウンターのお姉さんもHotel Plazaのほうがフレンドリーでいい。

いつもどおり、24時間12ユーロのインターネットバウチャーを購入してインターネットに接続する。まったく問題なし。

毎年のことだけれど、フランクフルトに来てもほとんど時差ぼけは感じない。朝早く目が覚めるので、むしろ好都合だ。今はサマータイムなので、日本との時差は7時間。日本時間から7を引けばフランクフルトタイムになる。

朝、ホテル近くのマイン川のほとりを散歩したのだけど、今年のフランクフルトはとにかく寒い! ジャケットの上にコートを着てもまだ寒い。まわりのドイツ人は皆真冬の格好をしている。

寒くてたまらないので、早々に散歩を切り上げてブックフェア会場であるメッセへ。ホテルから歩いて3分ほどのところにトラムと呼ばれる路面電車の駅があり、これに乗ればメッセまで6分ほどで行ける。

今年のブックフェアのテーマは「中国――Tradition & Innovation」だそうで、会場入り口にも中国語の書かれた看板が立っている。会場内には中国の亀甲文字の刻まれた亀の甲羅や、竹の巻物、木活字などが展示されていた。

今日は2社とミーティングを行ったが、そのうちの1つは2年前くらいから気になっていたPACKT Publishingだ。以前から会いたいと思っていたのだけど、接点がなくて会うことができずにいた。今年になって、ブースは持たないもののフランクフルトブックフェアにやってくるというので、ようやく会うことができた。

以下、PACKT Publishingのメモ。


  • PACKTの発音は「パクト」で、ちゃんと最後のTを発音する。一応Packからきているけどこの名前に深い意味はなく、英単語にないものでキャッチーに聞こえるものを選んだとか。

  • 創業は2004年。Wroxを創ったDavid MacleanがWroxを売却したあとに創った出版社。本社はイギリス。

  • オンデマンド印刷と電子書籍でほとんどのタイトルを出版している。

  • オンデマンド印刷にはLightning Sourceを利用している。ここが印刷から発送までやってくれている。


  • 書店ではほとんど販売せず、Amazonと自社のサイトでの直販が中心。

思っていたとおり、なかなかユニークな出版社でとても興味深いミーティングだった。これからが楽しみだ。

昼飯をいつもどおりに会場内に設置されている屋台で食べたのだけど、寒くてたまらなかった。明日は屋内のレストランで食べよう。カツレツをはさんだサンドイッチにしたのだけど、カツレツは冷え切っているし、パンは固いし、ソースも何もかかっていなくて味気ないし、もう最低!

すべてのミーティングを終え、帰りに中央駅の売店でパンとハムとチーズを買ってきた。これが今日の夕食。いつもどおりの節約出張ね。

さて、買ってきたものを食って、風呂入って寝よう。

マイン川の河岸



メッセ会場入り口



昼飯のシュニッツェルサンドとヴァイツェンビア