2014年4月24日木曜日

はじめてUNIXで仕事をする人が読む本

がんばって3月に出した本をもう1冊ご紹介。


UNIX業界では昔から有名な株式会社創夢の木本さん、松山さん、稲島さんが執筆してくれた
はじめてUNIXで仕事をする人が読む本
というUNIXの入門書です。

創夢が新入社員教育用に作っていた社内研修用テキストをベースに大幅な加筆・修正を加えて完成させた、UNIX関連の仕事に携わる技術者が必要とする知識を網羅的に紹介した教科書的な入門書になっています。グラフィックユーザーインターフェイス全盛の時代に、敢えてコマンドラインインターフェイス中心の解説をしていたり、トラブルが生じて通常ならば使えるコマンドが使えなくなったときにシェルのコマンドだけで解決する方法を紹介するなど、実践的というかマニアックというか、薄い本の割に内容は濃いです。さすが創夢、といったところでしょうか。



当然この本はUNIXの初心者向けなわけですが、ブログやら何やらで本書を取り上げてくれている読者の多くがベテランのUNIX技術者の皆さんのようです。あなたはこの本に書いてあることくらい全部知っているでしょう、というような人が軒並み買って読んでいる、なぜ? 「うん、なかなかよくまとまっていて、いいんじゃない」的な意見ばかりが寄せられるというのは、なかなかに複雑な心境です。



これからUNIXで仕事をしようとしている新人のあなた、Windowsしか触ったことがないけど技術者の教養としてUNIXを学んでおきたいと思っているあなた、あなた方こそがこの本の読者対象ですよ! Linuxは使ったことがあるけど、そんなに詳しいわけじゃないというあなた、本書を読めば自分に欠けている知識が何かわかりますよ!

ということで、初心者の皆さん、ぜひ手にとって見てみてください。





Kindle版もあります。




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