2009年7月28日火曜日

LLTVやります!

7年前から毎年行ってきたLLカンファレンスですが、今年はLLTV(Lightweight Language Television)として、はっちゃけた楽しいイベントを行う予定です。

開催は1ヶ月後の8月29日(土)、会場は昨年と同じ「なかのZERO」になります。

LLTV公式サイト

Tシャツ付きのチケット販売はすでに終了してしまいましたが、Tシャツなしのチケットはまだ残っているので、参加する予定の方はお早めにチケット購入をお願いします。

Tシャツにあまりが出れば会場で販売する予定なので、その場で購入することもできるはずです(数が少ないのでなくなっちゃったらごめんなさい)。

さて、イベントの内容についてですが、今週から技術評論社さんの協力を得て、番組番長による番組紹介記事を公開しています。

LLTV×gihyo.jp presents! 今年はLLとテレビが融合するぞ!

第1回は、毎年LLカンファレンスのメイン司会を努めているjusの法林さんによる「朝から生テレビ」の紹介です。はたして元ネタの「朝まで生テレビ」のような激しい議論が行われるのでしょうか?

あと個人的な話ですが、今まで第1回のLL Saturdayから実行委員として参加してきたものの、常に裏方に徹していたためステージにあがることはありませんでした。ところが、なぜか今年はステージにあがるはめになりそうです。今からもう緊張しています。

ということで、鈴木嘉平を見てみたいという奇特な方はぜひLLTVにご参加を(笑)。




2009年7月24日金曜日

ポリープ改め蓄膿症

前回の検査後しばらく抗生物質を飲んでいたのだが、今日再度大学病院で診てもらった。

残念ながら病状に変化なし、やはり手術するしか治療方法はないとのこと。

医者と相談して、11月5日に内視鏡の手術を受けることに決めた。

手術までは抗生物質を飲んで病状が悪化しないようにするとか。3ヶ月も抗生物質を飲み続けてだいじょうぶなのか、すごく心配。

でも、まぁ体の中に膿みがたっぷりたまっているのだから、ほっておくわけにもいかないんだろうなぁ。

ああ、憂鬱だ。



2009年7月23日木曜日

フリーソフトウェアと自由な社会

かずひこさんがとても懐かしい本を紹介してくれているので、ちょっと思い出話を。

昔のアスキーは、さまざまな形でFree Software Foundationに協力をしていた。まだWebが無い頃にFSFが毎年発行していた小雑誌には、FSFに寄付をした企業の名前が一覧になって掲載されていたものだけれど、アスキーはこの欄の常連だった。

私が書籍編集部の編集長になってやった仕事の1つに、アスキーをFSFの日本における公認の版元にしたというのがある。最初は単にFSFが刊行しているGNUのマニュアル類を翻訳して出版するという話だったのを、ストールマンと話し合った際に交渉して公認の版元にしてもらった。こうして、当時FSFが発行していたマニュアル類のかなりの数を翻訳して出版したんだけど、今ではもうほとんどが絶版になってしまっている。今ではアスキーもなくなってしまったから、公認も糞もないし。

当時は、ストールマンとの約束もあって、翻訳したテキストファイルをTexinfo形式にしてWebサイトからダウンロードできるようにしていた。このサイトもアスキーがなくなった際に消えてしまったなぁ。

かずひこさんが紹介してくれた「フリーソフトウェアと自由な社会」も、アスキーが公認の版元だった時に翻訳/出版したものだ。出版直後にストールマンが来日して講演をした時には、規模は小さかったが一応サイン会をやった。



内容はストールマンがフリーソフトウェアを推進する過程で発表してきた文章をまとめたもので、フリーソフトウェアに古くから関わっている人間ならばどれも一度は読んだことのあるものばかりだと思う。私も懐かしいなぁと思いながら読んだのを覚えている(特に前半)。フリーソフトウェアあるいはオープンソースに関わっているなら読んでおかなければいけない文章ばかりだと思うので、ぜひ読んでもらいたい本だ(特に若い人に)。

ちなみに本書の序文は、コモンズで有名なローレンス・レッシグが書いている。

例によって、目次をあげておこう。

編集にあたって

ソフトウェアについてのコメント

本書について

序文

第1部 GNUプロジェクトとフリーソフトウェア

 第1章 GNUプロジェクト

 第2章 GNU宣言

 第3章 フリーソフトウェアの定義

 第4章 ソフトウェアが所有権者を持ってはならない理由

 第5章 名前にどういう意味があるのか

 第6章 「オープンソース」ではなく「フリーソフトウェア」と呼ぶべき理由

 第7章 大学勤務のプログラマがフリーソフトウェアをリリースする方法

 第8章 フリーソフトウェアの販売

 第9章 フリーソフトウェアはフリードキュメントを必要とする

 第10章 フリーソフトウェアの歌

第2部 コピーライト、コピーレフト、特許

 第11章 読む権利

 第12章 著作権の誤解ーー一連の誤り

 第13章 科学は著作権を離れなければならない

 第14章 コピーレフトとは何か

 第15章 コピーレフト:プラグマティックな理想主義

 第16章 ソフトウェア特許の危険

第3部 自由、社会、ソフトウェア

 第17章 自分のコンピュータを信用できるか

 第18章 ソフトウェアがフリーであるべき理由

 第19章 コンピュータネットワーク時代の著作権とグローバリゼーション

 第20章 フリーソフトウェア:自由と協力

 第21章 避けたほうがよい用語

第4部 ライセンス

 GNU一般公有使用許諾書

 GNU劣等一般公衆利用許諾契約書

 GNU自由公開文書使用許諾書

訳者あとがき

索引



皆既日蝕

今日は日本で皆既日蝕が久しぶりに観察できる日ということで、南の島は大にぎわいらしい。

東京でも部分日蝕が観察できるというので、日蝕眼鏡なんぞを用意して子供と楽しみにしていた。

しかし、朝から雨が降っている。なんとか日蝕開始の10時ちょっと前までには雨がやんだけど、空全体どんより曇っていて太陽が見えない。

こりゃあだめだと半ばあきらめて、テレビの日蝕中継を見ながら、それでもときどき屋上に上がって空を眺めていた。

すると、なんとラッキーなことに、11時20分頃から雲が薄くなって太陽が顔をだしてくれた! 見えていたのは5分くらいだったが、太陽が大きく欠けているのがはっきりわかった。雲を通して見ていたので日蝕眼鏡を使うと真っ暗で何も見えず、しかたがないので裸眼で観察したけど、目にはあまりよくないんだろうなぁ。

短い時間ではあったが、日蝕を見ることができたことを子供と喜び合った。次は2012年の金環日蝕だな。



2009年7月21日火曜日

週末の覚え書き

週末の三連休は、18日の土曜日が調布の花火大会、19日は息子の塾の試験、20日は府中大国魂神社のすもも祭りと盛りだくさん。

土曜日は曇っていたので心配したけど、きれいに花火が見れてほんとうによかった。例年我が家では家の屋上でバーベキューをやりながら花火見物をしている。多摩川のほとりに住んでいる特権だな。

日曜日は息子と妻が半日試験で留守だったので、家で今作っている本のゲラを読んで過ごした。

月曜日は朝から家族三人で府中の大国魂神社へ。暗闇祭りには何度も行っているけど、すもも祭りというのは初めて。暗闇祭りほどではないけれど、にぎやかなお祭りだ。まずお参りをしてから、八咫烏のうちわと扇子を購入。境内で居合いの奉納演武(?)をやっていたが、やはり本物の日本刀は迫力がある。演武をやった一人が誤って手を切ってしまったのを見て、息子がびびっていた。

球投げやら射的をやって遊び、お好み焼き、チキンステーキ、ベビーカステラ、トルコアイス、ハッカパイプ、あんず飴、その他いろいろ飲んで食って、息子も大満足。

夕方家に帰って、留守番をしていた珀美を散歩に連れて行った。

その珀美だけど、数週間前に妻のアイデアで、知り合いにお願いして全身の毛をカットしてもらった。珀美はウェーブのかかった長い毛を持つ犬で、毛糸の塊みたいな姿が可愛かったので、カットを終えた姿にはちょっとショックを受けた。腰まで届く髪の毛がすてきだった女性が突然坊主頭になってしまったというか、なんというか。

写真をあげておくので、ご覧あれ。まぁ、見慣れれば十分可愛いけどね。

全身をカットした珀美



毛が短くなるとトイプードルの顔になるな




2009年7月17日金曜日

Zope 3入門篇 Zope 3を使ったWebコンポーネント開発

先日のPlone研究会でも話題になったZope3入門篇—Zope3を使ったWebコンポーネント開発 の紹介をば。

Springerから出ている"Web Component Development with Zope 3"の翻訳。個人的には残念なんだけど、日本語版は2分冊になっていて今回出版されたのは前半部分だけ。後半は秋以降に刊行されるということだ。



翻訳に携わった山本さんによるとかなり印刷部数が少ないらしく、購入しようと思っている人は急いで手に入れたほうがいいかもしれない。私は紀伊国屋新宿南店で手に入れたのだけど、発売日に行ったにもかかわらず平台には本がなく、1冊だけ棚差しになっているのを見つけた。これだけの大型書店に1冊しか入荷していないというのはかなりのもんだよ。私が買ったあと、新規に入荷しているのかなぁ。もしかすると、もう入荷しないかも。

まだ読んでいないので中身について詳しくは書けないが、先進的なWebアプリケーションフレームワークであるZope 3について学ぶなら、これ以上の本はないだろう。というか、これしか日本語で読めるZope 3の本はない。本文には適宜「Zope 2では」という囲み記事が挿入されていて、Zope 2を使ったことのある人間なら比較しながら学べるようになっているのも良い感じだ。

ただ、表紙や章の冒頭に象のイラストと一緒に、「Zope 3のインタフェースは斬新だゾウ」などという言葉が挿入されているのはどうなんだろう??? 本の内容とちぐはぐな印象を持つのは私だけ???

最後に目次を載せておく。読みたくなるでしょう!

第I部 初級篇

第1章 はじめに

 1.1 この本について

 1.2 Zopeとは何か?

 1.3 Zopeの機能

 1.4 Zopeの歴史

 1.5 Pythonプログラミング言語

 1.6 Zope X3 3.0からの変更

第2章 Zopeとコンポーネントアーキテクチャ

 2.1 Zopeの動作原理ーー概要

 2.2 コンポーネントを導入する

 2.3 インタフェース

 2.4 コンテンツコンポーネント

 2.5 アダプタ

 2.6 ユーティリティ

 2.7 コンポーネントをコンフィグする

 2.8 セキュリティ

第3章 Zopeをインストールする

 3.1 環境要件

 3.2 ダウンロード、コンパイル、インストール

 3.3 Zopeインスタンスをセットアップする

 3.4 例題アプリケーション

第4章 インタフェース

 4.1 インタフェースセマンティクス

 4.2 インタフェースを定義する

 4.3 オブジェクトがインタフェースを提供することを宣言する

 4.4 実装を検証する

 4.5 スキーマ

第5章 コンテンツコンポーネント

 5.1 スキーマベースのコンテンツ

 5.2 ZCMLを通じてのコンフィグレーション

 5.3 コンテンツタイプ

 5.4 ファクトリ

第6章 永続性

 6.1 オブジェクトストレージの問題

 6.2 永続オブジェクトを作る

 6.3 永続オブジェクトを扱う

 6.4 BTree

第7章 簡単なビューとブラウザページ

 7.1 ビュー入門

 7.2 ページテンプレート

  7.2.1 TAL

  7.2.2 TALES

  7.2.3 スコープ

 7.3 簡単なビューページテンプレート

 7.4 強化されたブラウザページ

第8章 ブラウザフォーム

 8.1 スキーマベースのフォーム

 8.2 オブジェクトの追加と追加フォーム

 8.3 カスタムウィジェット

第II部 中級篇

第9章 国際化

 9.1 概要

 9.2 メッセージと翻訳ドメイン

 9.3 アプリケーションを国際化する

  9.3.1 Pythonコード

  9.3.2 ページテンプレート

  9.3.3 ZCML

 9.4 メッセージカタログ

 9.5 地域化

第10章 サイトのレイアウトをカスタマイズする

 10.1 レイヤとスキン

 10.2 ページテンプレートマクロ

 10.3 カスタムスキン

 10.4 コンテンツプロバイダとビューレット

第11章 アダプタ

 11.1 サイズ

 11.2 ファイル表現

 11.3 既存アダプタをカスタマイズする

第12章 自動化されたテスト作業

 12.1 はじめに

 12.2 ユニットテスト

 12.3 ドックテスト

 12.4 テストを走らせる

 12.5 インテグレーション

第13章 高度なビュー

 13.1 非HTMLコンテンツを扱うブラウザページ

 13.2 ブラウザメニュー

 13.3 他のHTTPプロトコル

  13.3.1 WebDAV

  13.3.2 XML-RPC

第14章 メタデータ

 14.1 アノテーション

 14.2 ダブリンコア

 14.3 カスタムメタデータ

第15章 コンテナ

 15.1 オブジェクト階層とトラバーサル

 15.2 コンテインメントとロケーション

 15.3 コンテインメント制約

 15.4 コンテインドオブジェクトの名前

 15.5 ファイル表現

第16章 イベント

 16.1 はじめに

 16.2 オブジェクトイベント

 16.3 イベント通知のためにメールを送る

参考文献

索引



2009年7月13日月曜日

王様はロックンローラー

先日のエントリにも書いたように毎日ローリング・ストーンズのShine A Light を聴いている(見ている)わけだけど、ローリング・ストーンズを聴くと必ず思い出す本がある。

それが「王様はロックンローラー」という童話だ。今から20年くらい前、月刊パソコンワールドの編集長をしていた頃にイラストレーターの友人から教えられて手に入れた。

童話といっても大人向け、それもロック好きの大人向けに書かれたもので、ビートルズやローリング・ストーンズを青春時代に聞いていた世代に刺さる本だ。


王様は世界中のなによりロックンロールが大好き。寝ても覚めても考えるのは音楽のことばかり。自慢のギターを弾いて、ビートルズナンバーのFool on the hillを歌えば、感動のあまり髭の上に涙をこぼしてしまうくらいだ。

でも、ロック大好きな王様にもちょっと苦手なのがリズムの早いロックンロール。ローリング・ストーンズのSatisfactionを歌おうとすると、どうしても"I can't get no"と"satisfaction"のあいだでリズムを崩してしまうのだ。

お城主催のコンサートにバンドを率いて登場した王様、オープニングのFeeling alrightで観客をうまくのせ、2曲目には得意のFool on the hillで感動を引き起こした。しかし、3曲目のSatisfactionでとちってしまい大ブーイングを浴びてしまう。傷心のあまりステージから逃げ去った王様は、そのまま王様の位を捨て、一介のミュージシャンとして放浪の旅に出てしまう。

王様を失ったお城では臣下の一人が実権を握り、ハードロック以外の音楽は聴くことも演奏することも許さないという悪法をしく。

傷心の王様は再びお城に戻り、その美しい歌声を城下に響かせることができるのか? ハードロックに閉ざされた国は、音楽の自由を取り戻すことができるのだろうか?


というわけで、あとは読んでのお楽しみ。

純な王様のやさしさが心にしみるステキな童話だ。でも、残念なことにすでに絶版になっているらしい。

一応Amazonのリンクを貼っておくけど、古本しかないみたいだ。



作者が描いたイラストもいい味をだしているんだけど、Amazonには表紙画像がないな。時間があったらスキャンしてアップしよう。

今日はビートルズでも聴こうかな。

「王様はロックンローラー」の表紙をスキャンしたので、画像を追加した。